2025/8/3~6
参加者:5名
感想:
1日目は椹島ロッジまでの移動です。紳静岡インターから一般道を72km走り、畑薙第一ダムでバスに乗り換え、さらに1時間かかる静岡県の最北端にあります。2日目は聖岳登山口までバスで移動して、登山開始です。樹林帯の中を登りますが、トラバースの道は荒れていてワイルドな道が続きます。途中渡る吊り橋はしっかり整備されていて安心です。瀧見台まで来ると初めての景色です。目を上に向けると聖岳と奥聖岳が見えています。ここでお昼をいただき、その先の緩やかな沢沿いの道を進むと聖平小屋に到着します。3日目はいよいよ聖岳に登ります。再び小屋に戻ってくるため、最小限の荷物で出発します。天気予報では晴れでしたが、真っ白のガスの中を進みます。景色は何も見えないまま小聖岳に到着すると強風のためここで撤退者とすれ違います。その後も数名すれ違うが強風だけど何とか山頂まで行けた。との意見もあり、先に進みます。思えばこのところ強風の登山が多く、この日の聖岳はまだまだ耐えられそうな状況です。何も見えない状態で山頂に到着。集合写真を撮りましたが、レンズに着いた水滴と濃いガスのため、顔がほとんどわかりません。
強風の山頂を後に一旦小屋に戻ります。荷物を整理して、茶臼岳に向けて出発します。小さな山を二つ超えて上河内岳の肩に到着。ここでも荷物を置いて山頂に立ち寄ります。上河内岳の山頂も強風とガスで景色は全く見えません。ここからの景色が見たかった。縦走を再開し、南アルプスらしい道を進み、茶臼小屋下降点まで来て、時間があるため今日のうちに茶臼岳へのアタックを行うことにしました。茶臼岳はやはり強風とガスの中、戻ってくる途中で一瞬ガスが無くなり、周りの山々が見えて大感激。その後、茶臼小屋で受付を済ませて、休憩しているとガスがなくなり、富士山が顔を出しました。明日天気が良ければ再度、茶臼岳を目指すことも考えながらこの日を終えました。4日目は雨の音で目が覚めましたが、外は土砂降りです。茶臼岳の再アタックはあきらめて、下山の開始です。幸い出発のころには雨は上がり、ガスの中を下って行きます。3時間ほど下り、ウソッコ沢小屋まで来るともう少しです。しばらく沢沿いの道を進んでいると、登りが待っていました。100m近く登りヤレヤレ峠に着きます。本当にやれやれです。登った分を下って畑薙大吊橋に着きます。182mのつり橋は反対側が見えないくらいです。記念写真を撮って渡り始めます。
恐る恐る進むと、思ったほど揺れは無く素晴らしい景色が見えて来ます。大感激の吊り橋を渡り終えると残り3kmは炎天下の舗装路を歩きます。畑薙ダムの上から山を見ると山頂部には雲がかかっています。
下界との差を感じながらダムを下り、無事に駐車場に到着し、近くの白樺荘でお風呂に入ってから帰京しました。(TM)